このお宅は一見すると綺麗で、お家の劣化が起こるのはまだまだ先のように見えます。
しかし、お家をよく見てみると、目地が割れてしまっている点や、外壁のクラック(ひび割れの事)が全体的に見られました。
このように、築年数は20年に満たないお家は綺麗に見える事が多いのですが、築7~8年で最初の塗装をしてあげるのがベストと言われています。
今のお家の大半は、「窯業系サイディング」という外壁材を使われています。
この外壁材はセメント等を圧縮して作った、頑丈で衝撃をしなって受け流してくれるという特徴を持っています。
しかし、セメントというのは強度をアルカリ性で保っています。
ですので、酸性の雨などが外壁に染み込んでしまうと、特徴が失われてしまい、車の振動や、震度1の地震などでもクラックが入ってしまうような、脆い外壁材に変わってしまいます。
勿論、そんな事が起こらないよう、外壁材には防水塗装を施してあるのですが、普通のお家の防水効果は5年で切れ始めてしまい、10年で効果を失ってしまいます。
築20年でも10年間雨水が染み込んでしまった外壁材はかなり脆くなってしまっています。
この事をご存知の方はお家を建てる時に、最初から防水効果の高い塗料を使った外壁材を使用しています。