良く色々なところで聞く「シーリング」や「コーキング」ですが、実際にどんな役割やどんな物なのか分からない方も多いと思います。
本日はシーリングについてご紹介します。
ところで、シーリングはコーキングと言う方もいれば、シールという方もいますが何が違うのかお分かりでしょうか?
現在では同じ意味として使われていますが以前は、
シーリング材・・・構造体の目地、隙間部分に充填して防水性、気密性などの昨日発揮させる材料
コーキング材・・・展色材と鉱物質充填剤を混合して製造したペースト状のもの。小さな目地のシールに使用(油性)
となってたそうです。
しかし現在は油性のコーキング材がほとんど使用されておらず、
コーキング材という名前だけが残りシーリング材≒コーキング材となってるそうです。
では、シーリングの役割は隙間を埋めるだけ?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、実は重要な役割も担っているのです。
①建物の防水性をアップ
シーリングは隙間を埋める事で建物全体の防水性をアップさせる役割があります。
例えば、外壁材と外壁材の繋ぎ目部分や、外壁と窓のサッシの繋ぎ目などですね。
②衝撃を吸収するクッション
実は、外壁材で使われるサイディングなどは気温や温度によって収縮を少しずつしているのはご存知ですか?
例えば、このサイディングをシーリングを使わずに直接固定したとします。気温や湿度によりサイディングは収縮を行います。すると、サイディング同士がぶつかり合い、割れたり歪んだりしてしまうのです。
そこで、ゴム状のシーリング材を使い隙間を埋めることによりサイディングが動いてもその衝撃は隣のサイディングにいくことなくシーリングが吸収してくれるのです。