雨が降れば降るほど屋上から雨漏れしますので、早急に屋上に防水修理を施工したいとこです。
が、10月中旬からの修理を予定したところ、やって来ました2週連続の台風です。
こういう時に僕は自然の脅威と人の無力さを感じるわけですが、
施主様がお部屋の中にバケツを置いて雨漏れをなんとか耐えてくれまして、10月の終わりからやっと修理開始です。
本当に天気都合とはいえ屋上の防水修理開始までお待たせしました。
屋上の防水塗膜が破れているので雨が降れば雨漏れする。
当たり前ですが、だからこそ辛い時間を大丈夫だからといつも笑顔でご対応いただけた事に心より感謝しております。
そんな我慢の日々も終わり、晴れ間が続きあっという間に屋上の防水修理が完了しました。
以前の密着方法とは違い、今回はウレタン塗膜防水工事でも通気緩衝工法を選択して屋上防水を行いました。
すでに雨漏れしていた屋上は表面は乾いていても、スラブの内部にはまだまだ水分を含んでいます。
そのスラブにウレタン塗膜をしっかりと覆えば火にかけたお鍋に蓋をするイメージで、蒸気の逃げ場がなくなります。
お鍋の蓋はカタカタ蒸気に持ち上げられ蒸気は外に逃げようとしますよね。
これをウレタン塗膜に置き換えると逃げ場がない蒸気は防水層内部から膨らませて劣化の原因を作ります。
それに蒸気(水分)が逃げないからいつまでもスラブが乾燥しませんね。
そこで屋上に脱気装置と呼ばれる器具を設置してスラブ内からの蒸気を逃してやるのが通気緩衝工法といいます。