今回は一宮市のお宅にお伺いしました。
こちらのお宅では、以前2階の屋根の修繕でお伺いしました。
今回お伺いしたのは、台風が来る時に、1階で雨漏れするとの事でした。

今回の工事のポイントとしては何点かあり、
「台風が来る時」「1階で雨漏れ」
こちらの2点です。

まず、台風の時と通常の違いは、風が強い事です。
水というのは風の影響をかなり受けやすいです。
坂道だったとしても、強い風を当てると坂を登っていく事もあります。
つまり、通常時の流れとは異なり、屋根の頂点に向かって移動する事もあるという事です。
上から守れば大丈夫な状況とは異なり、横から入ってくる水の侵入も防げないといけません。

1階で雨漏れするというのは、原因が下の屋根である確率が非常に高いという事です。
もちろん2階から侵入した水が1階に流れている可能性も無くはないのですが、
1階の雨漏れ箇所の裏側は1階の屋根である事が多く、今回もそうでした。

この2点を併せて考えると、強い風が1階の屋根と外壁の継ぎ目に雨を侵入させた事によって雨漏れが起きたと考える事ができます。
もちろん屋根を作る時には基本的には、横からの雨の侵入があっても問題無いようになっています。
しかし、長い年数の経過によって雨漏れする状態になってしまっており、それが通常時は分からなかったけれど、台風によって表面化したという事です。

この1階と2階の継ぎ目は、雨漏れ発生箇所としてはとてもよくある事であり、
雨漏れした時に最初に疑う箇所でもあります。

今回は下の屋根の上に新しい屋根を作りました。
屋根を作る際に、壁際にきちんと防水シートを張り、その上で新しい屋根を設置しました。

今回のような症状はよく見られます。
お家が30年ほど経過したお家は特に起きやすいので、
屋根の事が気になる方は是非一度街の屋根やさんまでお問い合わせください。
【2023.10.30追記】