「雨漏り」と聞くと多くの人が天井にシミができるような現象を想像されるかと思いますが、
実はそのようになる「雨漏り」というのはよっぽど進行した状態で、
多くの場合、雨漏りしていても住んでいる方は気がついていないということがほとんどだったりします。
お家の軒裏などをチェックしてみて「シミ」ができていたり
「化粧ベニヤがぶよぶよ」になっていたら、それは例外をのぞいてほぼ間違いなく雨漏りのサインでしょう。
屋根補修には、いくつかの補修方法があります。
・屋根補修方法 漆喰工事
漆喰とは、瓦屋根の棟の下の隙間にある半円状の白い石のような物のことです。
漆喰には、屋根の中に水が入ることを防ぐ役割があります。これが劣化し、黒ずんでくると漆喰の役割を果たせなくなるので、漆喰工事の屋根補修が必要になります。
・屋根補修方法 瓦止め工事
瓦は、重なり合って組み合わさることで固定されているので、屋根の土台の土が減ってしまったり、経年劣化で、うまく組み合わなくなったりすることがあります。台風など強い風で瓦が飛んでしまうのはこれが原因です。瓦止め工事は、瓦の飛散を防止するために、隣り合った瓦の合間にシリコンボンドを打つ屋根補修方法になります。
・屋根補修方法 棟組み直し工事
屋根のてっぺん部分を棟といい、この棟瓦がズレてきてしまった場合に、棟を組み直す屋根補修方法を棟組み直し工事といいます。
・屋根補修方法 葺き替え工事・重ね葺き工事
葺き替え工事は、屋根を一度解体し作り直す屋根補修方法です。
重ね葺き工事は、屋根が平面で解体の必要が無い屋根の屋根補修方法が葺き替え工事となります。
屋根の葺き替えと重ね葺きは、雨漏りしてしまった時に行います。
どんな屋根にも、防水シートが張ってあります。この防水シートに穴が空いてしまう事によって雨漏りがおこります。
今回は、雨漏り補修のための屋根葺き替え工事をしました。
「スーパーガルベスト」ガルバリウム鋼板を使用した高耐久の軽量金属瓦を採用します。
金属瓦を採用した理由は3つ
一つは 陶器瓦に比べて非常に軽いので、地震災害に対する耐力を向上させることができる。
軽い屋根は地震に強いのです。
一つは 陶器瓦に比べてリーズナブルに施工できる。陶器瓦に比べてお財布に優しいのです。
一つは 断熱性能も兼ね備えている。夏は涼しく快適に、エアコンの電気代も節約できます。
お施主様曰く、築30年以上経過していますので、
なんといっても耐震性に不安があるといった点で軽いというのは大きな理由となったそうです。