屋根リフォームは、屋根の種類によって行うべきことが変わります。
〇瓦の場合
・漆喰工事
瓦の下には漆喰という、白い石のような物が入っています。
屋根の棟の下にある半円状の隙間に入っているのが漆喰です。
この漆喰には、屋根の中へ水が入る事を防ぎ、屋根の土台となる葺き土が外に出る事を防ぎます。
漆喰は10年~20年ぐらいで劣化し、徐々に黒ずんで機能しなくなってしまうため、
漆喰の機能を維持するために漆喰工事の屋根リフォームが必要になります。
・瓦止め工事
瓦は、重なり合って組み合わさる事で固定しています。
年数の経過や、屋根の土台となる葺き土が減ってしまうと、瓦がうまく組み合わなくなってきます。
そんな時に、台風などで強い風が吹くと瓦が飛んでしまう事があります。
瓦止め工事は、隣り合った瓦の合間にシリコンのボンドを打つ事で、瓦の飛散を防止する屋根リフォームになります。
近年台風は大型化する傾向にあり、数年前には様々な屋根の飛散が起こってしまう事もありましたので、
今需要の増えている屋根リフォームになります。事前にこの工事をしていたお客様からは、
台風も大丈夫だったとご連絡をいただきました。
20年から30年程度経った、瓦の状態が劣化した時に行うのも良いですが、不安であればすぐに瓦止めの屋根リフォームを行って大丈夫です。
・棟組み直し工事
屋根の山折りのてっぺん部分を棟といいます。
棟にはのし瓦という瓦を積んでおり、その下に漆喰や葺き土という土が入っています。
この棟ののし瓦がずれてきてしまった時、棟を一度解体し、再度棟を作り直す工事を棟組み直し工事といいます。
棟ののし瓦がずれてしまうのは、しっかりメンテナンスをしているかや、しっかり瓦が固定されているかという事で変わりますが、おおよそ20年から30年ぐらいで屋根リフォームを行った方が良いです。