
2023.10.10
施工前 今回は漆喰工事の様子を紹介します。今回のお家や塩焼きと呼ばれる和瓦のお家でしたが、漆喰が黒ずんで割れてしまっていました。和瓦は、陶器のような素材になるため、しっかり焼き固めてあります。そのため、年数が経過しても焼いた表面から雨が入ったりすることはありません。一方で、漆喰は…

今回ご依頼いただいたお客様は、築35年のお住まいで一度も屋根のメンテナンスをされていなかったため、屋根の劣化を心配されていました。
点検を行ったところ、屋根全体に経年劣化が見られましたので、屋根全体のメンテナンス工事を実施しました。
本日はその中の、漆喰と谷板金の施工についてご紹介いたします。
漆喰は屋根の棟部分を保護し、雨水の侵入を防ぐ役割を果たします。しかし、築35年が経過し、一度もメンテナンスが行われていなかったため、漆喰が剥がれたり、ひび割れが発生していました。この状態を放置すると、内部の土が流出し、棟の崩れや雨漏りの原因になります。
谷板金は屋根の雨水を集めて排水する重要な役割を担っています。しかし、長年の使用によって錆びや腐食が進行し、一部には穴が開いている箇所もありました。このまま放置すると、雨漏りが発生し、屋根内部の木材や下地を傷める可能性が高くなります。
漆喰や谷板金の劣化を放置すると、以下のような深刻な問題が発生する可能性があります。
雨漏りの発生:
漆喰の剥がれや谷板金の劣化が進むと、屋根内部に雨水が浸入し、室内への雨漏りの原因となります。
棟の崩れや屋根の歪み:
漆喰が剥がれると内部の土が流出し、棟が崩れる可能性があります。
下地や木部の腐食:
継続的に水分が侵入すると、屋根の下地や木部が腐食し、屋根全体の耐久性が大幅に低下します。
修繕コストの増加:
軽微な補修で済む段階を過ぎると、屋根全体の大規模な修繕が必要になり、コストが大きくなります。
劣化した漆喰を撤去し、新しい漆喰を塗り直しました。これにより、棟部分の強度が向上し、雨水の侵入を防ぐ機能が回復しました。また、美観も向上し、屋根全体が引き締まった印象になりました。
既存の劣化した谷板金を撤去し、新しいガルバリウム鋼板製の谷板金を設置しました。ガルバリウム鋼板は耐久性に優れ、錆びにくいため、今後長期間安心してご使用いただけます。さらに、防水処理を施し、雨漏りのリスクをしっかりと軽減しました。
今回の施工では、漆喰を塗り直し、谷板金を新しく交換することで、屋根の耐久性と防水性能を向上させました。長年メンテナンスを行っていない屋根は、目に見えない部分で劣化が進行していることが多いため、定期的な点検と早めのメンテナンスが重要です。お住まいの屋根に不安がある方は、ぜひ一度点検をご検討ください。
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